灯篭の文字色の入れ替え、法名碑の新設。鳥取市の集落墓地にて

鳥取県一円にて、お墓や石材のお仕事をさせていただいております、前田石材 代表の前田です。鳥取市の集落墓地にて、灯篭の文字色の入れ替え、法名碑の新設をお任せいただきましたので、ご紹介いたします。

 

鳥取市 集落墓地 再ペイント、法名碑新設

 

これまでにお墓の建立をお手伝いさせていただいたお客様から、ご親類の方をご紹介いただきました。お墓のことでご相談があるとのことで、早速確認に伺いました。

 

こちらがご相談のお墓です。鳥取市内の墓地にあり、蓮華台の付いた和型墓石で、物置石と長谷燈籠を一対備えた立派なお墓です。建てられて15年ほど経っていました。当社で建立したお墓ではありませんでしたが、今回法名碑が必要になったので新設したいとご希望でした。

 

また、灯篭の文字を赤字から黒色に変えることもご希望でした。当時、お墓を建立された石材店さんにお任せしていたら赤字になっていたそうで、お客様は完成した時から気になっていたそうです。「進上」とあるのは「供」と同義で、このあたりでは「進上」とすることも多いです。全国的に見ても、おそらくこの地域だけかもしれません。その下には供えられた方のお名前が彫刻されています。法名碑の位置などをお客様とお打ち合わせし、お見積りを差し上げて、当社に工事をお任せいただくことになりました。

 

工事が完了したお墓です。新しい法名碑は、お墓の右手、灯篭の奥に設置しました。

 

新しい法名碑です。台座の上に設置しています。新しい仏様があり、刻銘する部分がないとのことで新設されました。灯篭やお墓本体と色合い等違和感のない石を使って製作しています。形も、角に丸みを持たせて統一感を持たせました。

 

色の入れ替えも完了しました。文字の部分に汚れやほこりがついていたのでそれをきれいに取り除いて、養生テープでペイントする部分の周りを養生し、黒色を入れます。お名前部分も同じように黒色にしました。

 

きれいに仕上がり、お客様にも喜んでいただけました。このたびは当社に工事をご用命いただきまして、ありがとうございました。ご紹介くださいましたご親戚様にも改めてお礼申し上げます。

今回は、色の入れ替えと法名碑の新設でした。鳥取市内では、お墓の建立の際にご生前の方のお名前部分を朱色にされるケースが多いです。最近は時代の変化とともに建立時から黒色を入れることも増えたように思いますが、朱色を入れる風習もまだまだ根強く、追加彫刻などのタイミングで色の入れ替えをご依頼いただくこともあります。今回のお墓はまだまだ新しくしっかりしたきれいな状態でしたが、建てられて年月が経つと色がはがれてきたり、汚れが目立ってきたりといったことも増えてきます。日頃お参りされていて気になることがございましたら、お気軽にお声かけください。