東伯郡三朝町のお寺様墓地にて、和洋型の永代供養塔を建立。たくさんのご遺骨を納められる、大容量で頑丈な納骨室

鳥取県一円にて、お墓や石材のお仕事をさせていただいております、前田石材 代表の前田です。東伯郡三朝町のお寺様墓地にて、永代供養塔を建立させていただきましたので、ご紹介します！

【東伯郡三朝町 寺院墓地　永代供養塔】

 

いつもお世話になっているお寺様から、永代供養塔建立のご相談をいただきました。これまでにもいただいたことがあり、こちらで４基目になります。

 

建立場所は、お寺様で確保されていたこの場所です。

現在３基ある永代供養塔がほとんどいっぱいになってしまったので、新たに広めの納骨スペースを持った永代供養塔の建立をご希望で、50霊ほど納骨できるものをお考えでした。デザインは、当社の展示場へ見に来ていただいて選んでいただきました。これまでの永代供養塔とは違ったデザインの、特徴のあるデザインを選んでいただき、工事に入りました。

 

工事開始です。まずは納骨室を作成します。地下タイプの納骨室なので、施工のため1m近く掘削しました。一般のお墓よりも広い納骨室のため、通常より深く掘り下げます。

 

かなり掘り下げて、納骨室設置の準備が整いました。この辺りの土は、「黒ボク」と呼ばれる特有の黒土です。大昔に大山が噴火した際の砕石物が積もってできた土壌で、こんな真っ黒な色をしています。

 

掘り下げた底の部分、地下深くに納骨室の基礎を打ちました。木枠の中は、水抜きのため土のまま残しています。

 

基礎の上に、当社の工場で作成した御影石製の納骨室を設置しました。周りは土で埋め戻します。

 

古くなっていた既存のブロックを撤去して、新しく化粧ブロックで外柵を作成しました。

 

外柵が完成したら、お墓のコンクリート基礎を施工します。このあとしっかりと養生して基礎が完成します。

 

基礎が完成したら、その上にお墓の据え付け開始です。

 

納骨室の内部はこのようになっています。たくさんのお骨壺を収納できるよう、石製の棚を設置しています。

 

お墓の据え付けが進みました。入り口には、一枚物の石も設置しました。お墓の周りは、固まるタイプの防草マサを敷いて仕上げます。

 

納骨室の蓋石となる拝石を設置して完成です！

 

和洋折衷の和洋墓です。和型のような高さもあり、洋型のように横幅もあります。全体に丸みがあって曲線の多い、柔らかいデザインになっています。使用した石はインド産のロイヤルグリーンという濃い緑色の黒御影石で、同じインド産のM10と似た落ち着いた色合いです。

 

大きな納骨室の蓋石も兼ねた大きな拝石は、当社の工場で加工した一枚ものです。お参りの際は、拝石部分でも、広めの階段部分からもお参りいただけます。また、このあたりはイノシシが出ることもあるので、荒らされたりしないよう、花立や蝋燭立てなどの小物類もすべてきっちり接着して外れないようにしました。

 

完成後は、魂入れの法要にも同席させていただきました。「いい具合にできた！」とお褒めの言葉もいただきました^^ 「お骨壺が50個くらいは入るように」とご希望をいただいていましたが、余裕をもって大きめに設計し、ご希望にプラスアルファいくつかは入るようになっています。

このたびは、お声かけありがとうございました。今後も、お寺様やお参りに来られる方々のため、お手伝いをさせていただければ幸いです。